就労移行支援と職業訓練の違いとは?特徴・対象・選び方をわかりやすく解説
「就労移行支援と職業訓練の違いがよく分からない」という相談を多くいただきます。 本記事では就労移行支援と職業訓練(ハロートレーニング)の違いを、 対象・目的・サポート内容・通所ペースといった視点から分かりやすく解説します。
就労移行支援と職業訓練の違いまとめ
結論として、就労移行支援=福祉サービス、職業訓練=国の職業訓練制度です。 どちらも働くためのサポートですが、対象者・サポート内容・通い方が大きく異なります。
| 項目 | 就労移行支援 | 職業訓練 |
|---|---|---|
| 制度 | 障害福祉サービス | 厚生労働省(求職者支援) |
| 対象 | 障害や病気のある方 | 求職者全般 |
| 目的 | 働く準備・体調面のサポート | スキル習得・資格取得 |
| 通い方 | 週1〜体調に合わせて調整可能 | 学校のように毎日通う |
| 就職後フォロー | 最大3年の定着支援あり | 基本なし |
対象となる人の違い
就労移行支援は「障害のある方」が対象
就労移行支援は精神・発達・知的・身体障害、難病などのある方向けのサービスです。 「働きたいけれど体調に波がある」「就職活動のサポートが必要」という方に向いています。
職業訓練は「求職者全般」が対象
障害のある方も利用できますが、個別配慮や体調面のサポートは原則ありません。 毎日通える安定した状態が前提とされています。
支援内容・サポートの違い
就労移行支援の特徴
- 生活リズム・体調管理のサポート
- PC訓練、ビジネスマナー
- 履歴書・職務経歴書の作成支援
- 面接練習・企業実習の調整
- 就職後の定着支援(最大3年)
職業訓練の特徴
- IT・介護・事務など専門スキルを学べる
- 資格取得を目指せる講座も多い
- 個別サポートは限定的
通所ペースの違い
就労移行支援
体調に合わせ、週1からスタート可能。無理なく通える環境づくりが重視されます。
職業訓練
学校のように毎日通う必要があります。欠席が続くと修了できないこともあります。
費用の違い
就労移行支援は多くの方が0円〜9,300円/月以内で利用できます(世帯収入で決定)。 職業訓練は授業料無料ですが、教材費などは自己負担です。
就職後のフォローの違い
就労移行支援には定着支援があり、就職後の困りごとを相談できます。 一方、職業訓練は修了後のフォローは基本ありません。
どちらを選ぶべき?
就労移行支援が向いている人
- 体調に波がある・無理すると崩れやすい
- 集団より個別サポートが必要
- 就職後のフォローも受けたい
- 毎日通える安定した状態
- 専門スキルを集中して学びたい
状態に合わせて「まず就労移行 → その後に職業訓練」という流れを取る方もいます。 自分に合ったステップを選ぶことが大切です。